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財務省の放出金貨とは



財務省により売却されている近代金貨のパッケージ


財務省が売却している金貨は1枚1枚説明書きの紙片と一緒にポリカーボネート製透明ケースに収められています。このケースは壊さないと開かない仕掛けになっているそうで簡単には中身を取り替える事ができません。こうした事も財務省の保証付きという価値を守るのに一役買っています。財務省ブランドは今回の売却で放出されるものが全てですので将来民間で大量の金貨が発掘されても一定の価値を保てる要素があります。
一方で専用ケースに入ったままでは金貨を直接手にとって見ることができないのでその感触を楽しむ事はできません。また、エッジなど側面の様子を見る事も困難です。

そういう意味では研究よりも鑑賞に向いた金貨と言えるかも知れません。

近代金貨への誘い -第一幕-

平成16年9月。財務省から近代金貨を処分すると言うニュースが流れました。
32,683枚という枚数もさることながら、なにより衝撃だったのは昭和7年銘の新20円金貨が68枚も含まれていた事でした。業界の方によると以前からその存在は語られていたものの実際に目にする人は皆無に近く幻とされていた物です。

しかしながらその幻の金貨が財務省の発表で私達の前にその存在を知らせる事になったのです。

この時点ではまだどう処分するか有識者の意見を聞きながら検討するというものでした。しかしどのような結論になるにせよその多くがいずれ市場で売却されるのはほぼ確実な情勢でした。
それから半年後の12月にいよいよ売却する方針が固まり、具体的な売却方法の検討が始められたのでした。検討当初はオークション以外に抽選方式や、一部を公的機関に寄付する案も出されていましたが、翌17年4月に全数をオークションにより売却するという方針が発表されます。

売却までの準備期間

ここまで決まると次の関心事は一体どれくらいの相場になるのか?という事でした。3万枚という枚数を短期間に売却すると既存の市場に影響が出るという配慮から特別なケースに収めて一般の金貨と区別する方法が採られました。これにより放出金貨は財務省というブランドを背負った特別な商品として市場に放出される事になります。
この財務省ブランドで既存金貨のマーケットが影響を受けたかどうかはまだ判断しかねますが、今後緩やかに景気が回復していく予想と照らし合わせるとある程度は消化されて行くものと期待しています。

とにもかくにも平成17年9月1日に待ちに待った第1回近代金貨公開オークションが発表されました。私は今でもこの時のときめきを昨日の事のように覚えています。それは下見会場で実際に金貨を手に取るとより一層高まります。幻の金貨はもとより、幼き日より生涯目にする事があるだろうかと思っていた明治10年銘の旧二圓金貨を現実に手にとって見たときは身が震えたものです。(この時はこれが後のオークションで1,700万円で落札される事になるとは知る由もありません)

そしていよいよ平成17年10月10日、東京・半蔵門のTOKYO FMホールで売却が始まったのです...

売却開始

実際のオークションはロット数が多い事もあり物凄く速いペースで進みます。ちょっとトイレに行っているとすぐに数ロット進んでしまいます。1ロット当たり30秒〜50秒といったところでしょうか。
財務省の公開オークションは指定席になっており会場の受付で貸し出されるパドル(番号札)と同じ番号の席に座ります。ここで目的のロットの番になったら自分の決めた上限までパドルを上げているだけです。
その他の詳しい様子はTVなどでも報道されていますのでここでは省きます。


財務省オークションの一般収集家向けガイドは→ こちら (新しいウィンドウが開きます)

それにしても業界の方が一堂に会した場に私のような素人が入り込んで一緒に競り合うというのは何とも不思議な気持ちです。第1回目は比較的話題性のある金貨が揃っていましたので全体的にちょっと高いかなという印象でした。
この日最高価格で落札されたのは下見の所でも触れた旧二圓金貨の明治10年銘で1,700万円の値が付きました。最後まで競り合ったお二人は真に幻と言えるこの金貨がどうしても欲しかったのでしょう。会場にいたすべての参加者の注目の中でそれは決着したのでした。この金貨、公式記録では39枚の製造だそうです。近代金貨では同じ明治10年銘の旧二十圓金貨(29枚)と旧十圓金貨(36枚)に次いで3番目の少なさです。(*)
この幻の旧二圓金貨はもう1枚残っていますのでその争奪戦が今から楽しみです。
(もちろん私は参加できませんが)

(*)他にも明治十二年銘の旧五円金貨が製造枚数不明ながら現物が確認されています。公式記録がないのでここでは除きました。ちなみに29枚製造の旧二十圓金貨明治10年銘は東京・日本橋の日本銀行前にある貨幣博物館(入館無料)で見ることができます。

近代金貨への誘い -第二幕-

記念すべき第1回公開オークションからおよそ1年半が過ぎ売却は終盤戦に入っています。最初は訳も分からず手当たり次第に下見して適当に見当を付けた物を落札していました。しかし2回、3回と進むにつれトップページで紹介したように同じ金貨でも図案の変化が以外に沢山ある事に気付きます。下見会場に居合わせた業界の方々とも情報交換をしながらそうした手変り品に興味が移って行きました。

最初に変化に気付いたのは旧二圓金貨でした。何気なく竜図を見ていると一部の図案が微妙に異なるものが何種類かある事に気付き分類してみました。しかし旧二圓金貨は美品Bクラスでも6万円を超えます。手変りを集めるとなるとその総額は結構な額になります。
しかしやがて旧一圓金貨にもいくつかの手変りがある事に気付き、価格も手頃ですしこれならと思いその情報収集を開始したのでした。

旧一圓金貨明治4年後期手変り

それから1年半の成果がこのサイトでご紹介する旧一圓金貨明治4年後期の手変り分類です。まだまだ半分を過ぎた所ですのでこれからも様々な手変りが見つかるかも知れません。これから旧一圓の手変りを集めてみようという方の一助になればと思いこのサイトをオープンする事にいたしました。



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